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吾亦紅

2016年09月08日

ゲンノショウコ

秋の花前線はなかなか、南下してくれず、私の訪れるところは、まだ、花を見つけるのが大変。
<ゲンノショウコ>




雌雄異株、雌雄同株など植物には雄花と雌花の付き方に違いがある。ゲンノショウコは雌雄異熟という聞き慣れない種類。つまり、一つの花が咲き進むにつれて雄花から雌花へ変わる。同じ株の中で自家受粉が起こりにくくする工夫です。上の写真では、左が雄花で右が雌花です。
ちなみに、雄花から雌花に変わるものを雄性先熟、その逆を雌性先熟という。雄性先熟のものは、ウメバチソウ、キキョウ、ツワブキ、フウロソウ(ゲンノショウコ)、ヤナギランなどで、蜂など虫の力を借りて受粉する「虫媒花」と呼ばれる花に多い。先に雄花を展開させて虫たちを呼び寄せて、続いて雌花を展開させるという仕組み。逆に雌性先熟のものは、コブシ、オオバコ、ショウジョウバカマ、ミズバショウなど。こちらは、虫が少ない時期に花が咲くもの、虫による受粉が難しい植物に多い。


  


Posted by 吾亦紅 at 00:00